片想い連鎖
「違いますから安心してください。それでは」



その一言を放って、私は廊下を走り抜けパソコン部屋に逃げ込んだ。


一応念入りに鍵も閉めた。


これで入っては来ないだろう。


それにしても感じが悪いヤツだ。


てか、アイツ、サッカー部なんだ。
知らなかったし。


要注意人物、吉田大和。


私の脳にそう刻まれた。


< 29 / 247 >

この作品をシェア

pagetop