“非”非日常を生きる俺等
…しばらくしてキンコンカンコンと授業終了の鐘がなった
板書を書き写すしかしてないが苦行を終えたことへの開放感で俺はうーん…と軽い伸びをした…ら、背に軽い衝撃を感じた

「みっさっきーっ!!昼飯食おうぜ!俺、腹ぺこでさ~」

茶色いふわふわした短髪が視界の隅に映る
…どうやらこいつが飛びついてきたからか

こいつの名前は雷堂瑛太(ライドウエイタ)
俺のクラスメート兼親友その①
身長は俺より1~2cmほど低く、髪の色明るい茶、瞳の色深いビリジャン、俺とは違い正真正銘のイタリアとのハーフ
元気で明るい我がクラスのムードメーカー
運動神経も俺並によく、頭の方も学年10位
以内を常にキープ
クラスメート曰く、『頼れる可愛い弟分』
…頼れる弟分ってどーよ

「…急に飛びついてくんなよ、吃驚したんだけど」

「あ~ごめんごめん」

悪びれもなく、爽やか笑顔
両手を顔の前で合わせて謝罪のポーズ

…はぁ
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