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地下鉄を降りて、マンションへと歩く。

真理子のマンションは、地下鉄の駅から、ほんの5分程度だ。

そういえば、何食べようかな。

途中、コンビニに寄って、からあげ弁当を買った。

マンションへと向かう。

エレベーターに乗り込み、5階のボタンを押した。

部屋に入ると、忘れていた1日の疲れがおそってきた。

紙袋をほうりだし、ソファへと体をなげだした。

そうだ。ご飯。

ちょっと温くなったお弁当を食べる。

料理は得意なほうだ。

だが、自分ひとりのために、からあげを作るのは、ひどく面倒に思えた。

他人から見たら、ひどく寂しく見えるかもしれない。

しかし、不思議と寂しくはない。

寂しくないのに…。


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