嫌い、大嫌い、、大好き。
「あれ?緑化委員の男子、
決まってないの?」
学級委員の子に聞いたら、
「そこで今、話し合ってるよ〜」
と、指をさして教えてくれた。
でもそこには……
奴がいた。
そう、結城。
うち、あいつとはぜーーーーーったいに
一緒に委員会行きたくないんだけど……
そして、
緑化委員になりたいもう1人の男子が
田部。
…こいつ、弱いんだよね。
去年からクラス一緒なんだけど、
なんてゆーか、優しすぎて自分を出せない的な…?
それもあって、結城が田部を言いくるめ
はじめてる。
「なぁ。俺さぁ、めちゃくちゃ緑化委員
やりたいんだよね。
花が大好きでさぁ…」
「お、俺も緑化委員や、やりたい!
花も大好きだし…」
「……え?なに?
ごめん、聞こえなかった。
花が、、、どうしたの?(にや」
「だから、花が大好…「花がどうしたの?」
…………あーあ。
こりゃもうむりだな。
田部という希望は捨てたほうがよさそう。