嫌い、大嫌い、、大好き。



「でもまぁ、いーじゃん!!

この機会に仲良くなればいいんだし!」




千佳はうちの気分をあげようとしてくれる。




けど……




「むり……

あいつ、まじでやだ。

この後だって…2人で掲示物とか作りたくないよ……」




ほんと、最悪。




しょーがないんだけどさ。





「はぁ〜………」




ため息しかでないよ。





「……咲綾、この子よろしく。

がんば笑」



「……ははは、、、
帰りまでにはなんとかしときます♪」





もうすぐ2時間目が始まるから
千佳は教室に戻る。




それと同時に



「さーあーやー(泣」



うちは咲綾に泣きつく。



この後の作業が嫌すぎて。




「はいはい。とりあえずがんばんなよ。

そんな悪い人じゃないかもだし。


あ、最初っから嫌な態度とっちゃだめ
だからね?」



「うぅ〜…はーい、、、」



咲綾にも励まされちゃったし、
がんばらないと。




「みんな〜!1回席ついてー!!

説明するよー!」



ちぃ先生がそう言ったからみんなは席に
つく。



そーいえば、この学年で
ちぃ先生の言うことだけは
みんなちゃんと聞くんだよね。




他の先生たちは基本、嫌われてるからね〜




差別?



いいえ。




ほんとーに色々と他の先生がたは終わってるだけです。笑










ちぃ先生がひと通り説明を終えると、


「じゃあ、各委員会とか各係ごとに
分かれて作業始めて〜」



地獄の時間の始まりの合図が
ちぃ先生の口から発せられた。



ちぃ先生はなんも悪くないんだけど。




今だけはちょっとだけ、
ちぃ先生の口を縫いたくなった。←




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