嫌い、大嫌い、、大好き。


「じゃあ、
とっとと掲示物作っちゃおーぜ」



…掲示物、つくるの手伝ってくれるんだ。



なんかちょっと、いやかなり意外。



そんなこと言うのは失礼だから言わない
けど。



「あ、、、うん!

この紙に委員会名とメンバー
書くんだって〜」




そういって、うちはさっきちぃ先生から
もらった画用紙をだす。




「緑かぁ〜……

ペンの色ってなんでもいーんだよな?」



「うん、たぶんなんでもいいと思うよ〜」




そーいえばうち、思ってたよりも普通に
結城と話せてる。



しかも、そんなに嫌な気はしない。



…自分でも自分にびっくりだよ。




そんなことを、考えてると結城が
マッキーのカラーペンを
持ってきてくれた。



「あ、ありがと!」



「おう」




でも。




そこから先、結城は全くもって動こうと
しなかった。



やっぱりね。

そーですよね。

そーゆー人ですよね。



しょうがないからうちが1番上に
委員会名を書くことにした。



黙々と結城の目の前で作業を進める。


…んだけど、うち、こーゆーの
苦手なんだよね、、、



まず、字がきれいにかけない。


それから、字を大きくも書けない。



結果→悲惨




「…こ、こんな感じでいーのかな?」



なんとなく結城に聞いてみる。



まぁいーんじゃね?的な感じに
言われると思っていた。



「……なんか字、ちっちゃくね?
それにお前、字、下手だな。笑」



…こいつはうちに思ったままを
そのまま言葉にしてそう言った。





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