嫌い、大嫌い、、大好き。


「とりあえず、出席とるぞ〜


1年1組、2組、、、、」



先生はそうやってどんどん出席を
とっていく。



「なぁ」



「んー?なに?」



突然、小さい声で結城に話しかけられた。



「返事、よろしくね」



「…あーうん、わかった〜」



まさかだよね。



こーゆーのは基本男子が返事したりする
のに。



たしかに、中には女子が返事してるとこも
あるけど、、、



….きっと、たまたまそーゆー気分だったん
だよね。



それからうちはちゃんと言われたとおり
返事をした。



「じゃあ、これから今期の委員会の
活動目標決めるから、1クラスずつ
案だせ〜」



げ。



まじか。




そーゆーの嫌いなんだよね〜……




とりあえずクラスごとだから結城に
聞いてみる。



「ねぇ、どーする?」




「ん?なにが?」




なにがってこいつ……



「…先生の話きいてた?」



「いや、全く。」



「…そっか。
なんかね、活動目標を考えるらしくて、
クラスずつに案だすんだって。」



うちは

なんだこいつ。
先生の話も聞く気ないなら委員会とか
入るなよ。


って思いつつ、あくまで優しい女子を
演じて結城に教えてあげた。



「おーそーゆーことね〜
教えてくれてさんきゅ。」



「…で?」




「ん?」




「だから、なんか案ないの??」



「あ〜……適当に“緑たくさん”とかで
いーんじゃね?笑」






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