嫌い、大嫌い、、大好き。
それからもうちらは、
ばか、ばかじゃない、かなりばか、
だからばかじゃないってば。
というようなやり取りをずっとしてた。
そんなことをしてたら、後ろにたってた
先生に
「静かにしなさい。」
って怒られちゃったけど。
うちらはそれからもそのやり取りを
委員会が終わるまで続けた。
気づいた時には、目標は決まってたし、
委員長も、副委員長も、全部決まってて
委員会は終わりのあいさつをするところ
だった。
「おっと。からかい…いや、
話しすぎちゃったな。」
「今、
からかいすぎたってゆったでしょ!?」
「え?俺そんなこと、一言も
言ってねーけど?笑」
「うわーそーやってすぐとぼける!!」
「俺なんもしらねーもん笑」
「結城さーん??そーゆーのたち悪い
ですよー?」
「別にいいんだよ。
なにせ、俺は結城だからな。」
「今度は俺様発言ですかー笑
もう、やってらんないね〜」
うちらは委員会が終わってからも
そーやって、くだらないことで
話していた。
「……お前、やっと心開いてくれたな。
それにやっと笑った。」
「へ?」
突然、結城が変なことを言い出した。
「なに、結城、頭でもうった?
あ、頭がおかしいのは元々か笑」
「お前な〜笑
俺は元から正常だし、頭もうってねーよ。
あれだよ。
お前、俺に対して遠慮してたから。」
…そうゆうことね。
結城にしてはよく見てんじゃん。
「なんでそれ、わかったの?」
「いや、普通に見てて誰でもわかるし笑」
「そっか……」
もしかして、今日ずっとため息ついてたの
見られてた?
「…なんか、、ごめんね?」
なんとなく、申し訳なくなって
謝っとく。
「いや、別に。」
「あと、ありがとう。
結城のおかげで普通に結城と話せるように
なったかも。
話しやすくなったし。」
「ならよかった。
やっぱ遠慮されんのはやだしな。
俺には遠慮しなくていーからな?」
「うん、ほんとありがとう。
……ほんとに遠慮しなくていいの?」
こいつ、今、遠慮しなくていいってゆった
よね?
「おう、もちろん。」
「じゃあ、遠慮しないね。
………結城にばかとか絶対ゆわれたくないんだよ、ばーーーーーーーか!!!」