嫌い、大嫌い、、大好き。



ゆってやった。



あー
まじですっきりした。



「お前………


たしかにさ、俺はお前に、

遠慮すんな、って言ったぞ?


けどよ、遠慮すんなよって優しく言ってやった俺にむかって、ばかはないだろ。」



結城にしては珍しく?冷静。


それに、ある意味正論。



「や〜だって、ねぇ?

遠慮するなってゆわれたから、
遠慮するのをやめただけですよ?」



だって、ほんとだもん。


遠慮するのをやめただけ。



だから、ほんとに思ってたことを
ゆっただけ。



…何が悪いんですか?


笑笑




「はぁ〜お前ってやつは………


ま、いーや。

今日は心開いてくれただけでおっけー。


これで心置きなくいじれ……ふふっ

明日から楽しみにしてるよ♪

んじゃ、また明日。」




こいつ、、、、



“いじれる”


って言いかけなかった?



殺人級のスマイルで誤魔化したけど。




うちも、その笑顔に騙されて
聞き返せなかったし。



第一、気づいたのがあいつが
この教室から出て行ったあとだったし。



……くぁーーーー!!!



なんか、悔しい。




でも…



なにがあるかわかんないし、明日は1日
気をつけとこ。



絶対、結城から目を離さないように
しなくちゃ。




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