嫌い、大嫌い、、大好き。



「ん〜…まぁ、でかいほうかも
しんねーけどな〜」



「いや、だから、ふつーにでかいから。」



そんなやりとりを続けてるうちに
もうすでに委員会の教室についた。



「あ、もうけっこーきてるね〜」



「座るか。」



うちらは指定された席に座る。



……あ。




そーいえば、大切なこと、
聞くの忘れてた。




「ねーねー」



「ん?」



「結城さ、今月、委員会の仕事やった?」




そう、うちはこれを聞かなきゃ
いけなかったんだ。



「………。」



まさかの無言。



とゆーか、大体、予想はできてたけど。



「やっぱりほんとにやってないの?
なんにも?」




「あたりめーじゃん。俺が仕事するとか
ありえねー。」




…そうきたか。



すべて、“俺”基準なんですね。



「はぁ……」




「ま、俺が仕事しなくてもお前には
かんけーねーし?大丈夫だろ。」



たしかにね。



うん。



うちには関係ないからいいんだけどさ。



「…仕事、ちょっとぐらいしたほーが
いいんじゃない?」



「別に、俺がやんなくてもなんとか
なるだろ。」



はい、でましたー。



全部、他人任せのやつ。



うちの嫌いな人種。




「……もう、いーや。」



聞いてて嫌になってくるからうちは
結城との会話を強制終了させた。



まぁ、委員会が始まったからってことも
あるんだけどね〜





< 45 / 84 >

この作品をシェア

pagetop