嫌い、大嫌い、、大好き。


「…ねぇ、結城、、、」



「あ、川島、今日もよろしくな♪」



「は⁉え、ちょっ、」



「え、って……川島サンってそんなに
薄情な人だったの…?」



結城はうちの目をみて、キラキラした目で
訴えるようにうちをみてきた。



こいつさ、顔だけはいいらしいからさ、
認めたくないけど。



事実、今もうち、こいつのこの表情に
負けてるし。



そんな目で見られたらなにも言えない
じゃんよ。



「…無言ってことは、今日も全部言って
くれるってことだよね?」




「しょうがないからそれでいーよ。」



うちはおっけーした。


結城にあんな顔されたら何も言えないし。



「…さっすが川島♪

よろしくなー!!」





こいつ…



さっきとあからさまに態度が違うんだけど⁉




やっぱ、さっきのは演技だったんだね、、


あんなのに騙されたとか考えたくない。



から、考えるのをやめよう。笑




「…たださ、ちょっと相談なんだけど」



「なに?」



「…仕事の報告、なんて言えばいいと
思う?」



「んー…ま、てきとーでいーんじゃね?」




こいつ、この質問の本質をわかってない。



うちは、


うちは仕事完璧にやったのに、結城が仕事
なんもしてないからどー答えればいいと思う?


って意味で、ある意味いやみで聞いたんだけど…



まず、結城は話を聞いてない。



だから、わかってない。



たぶんだけどね。




「はぁ…

ま、てきとーに答えとくわ。」



「おう!がんば〜」




がんば〜


じゃねーよ!!!!




なんて。



言えるわけもなく。。。




今、殺したうちの言葉はきっとこれから
一生伝わることはないでしょう。笑




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