嫌い、大嫌い、、大好き。
「そんでさーーーー
そいつ、好きでした!ありがとうございました!とかいってんのw」
「あれ?ふつーに告られたんじゃねーの?」
「あぁ、あれはちょっと濁してちょっと盛ったw」
「おまえw最低かよ〜w」
「まぁ今日1日すごい噂だったし?
これで俺に告ってくるやつとか結構減るだろ?」
……。
もしかしなくても出くわしてしまった。
いま1番会いたくない人に。
しかも昨日のうちの告白のことについて話してる真っ最中!!!
ほんと…最悪……
けど今咲綾はいないし。
たまたま他の部活の仲間もいなくて
うち1人。
どうしよう。
「おい」
「?!」
がばっと頭ごと抱えられて引き寄せられた。
「だ、だれ??」
「さぁ??だれでしょう?」
うちは目隠しされてるよーな状態だから
前は見えない。
けどこの声は…
「ゆ、結城?」
「ぴんぽーーんせーかい」
「な、なにやってんの??」
ほんと突然びっくりだよ。
てかどこから現れた。
その前になんでこんなこと…??
「んーーー?
暇つぶし????」
「暇つぶしって!!!
うちは結城のおもちゃじゃないんですけどー!!!」
「ははっわりぃわりぃ、もーいーやー」
そういうと結城はうちを解放してくれた。
「もーーなんだったのさ〜」
「や〜なんだったんだろーなぁ?笑
ま、そう深く考えない考えない!!!
気楽に生きよーぜ!」
「え…
ほんとどした笑
頭でもうった????笑」
「べっつに〜??」
「てかなんでまだ帰ってないの??」
「………説教くらってた」
「あ、今日の遅刻のことでしょ?笑」
「ま、そんな感じ。
んじゃおれ帰るわ。じゃーな、由奈。」
「うん!ばいばい!……え…」
今、、、
由奈っていったよね??
今までたしか川島だったのに…
結城は少しにやっとこっちをみてそのまま
帰っていった。
ううん、いまはそっちじゃない。
そっか…
結城と話してて気づかなかったけど…
「祐介いなくなってる………」
もしかして励まそうとしてくれてた??
絶対そうだ!!!!!
うちは走って結城を追いかけた。
まだそんなにたってなかったから
すぐに結城の後ろ姿を捉えることができた。
「結城!!!!!!」
少し離れてたけど、
うちが叫ぶと結城は止まって少しふりかえる。
「なに??」
「ありがとう!!!!!!」
すると結城が少し笑って
「なにそれ、意味わかんない笑
お前もどっかに頭ぶつけたんじゃない?笑」
「じゃあ結城とうちおそろいだね!!!」
「謎だわ笑」
「とりあえずありがと!!!!
じゃあまた明日ね!!!……碧!!!!」
結城…いや、碧は少し驚いた顔をしてたけど
すぐに笑顔になって手を振り返してくれた。
…碧いいやつだよね。
今日、2回も助けられちゃった。
朝、碧が遅刻してきてそんで自然と話せた。
これはたまたまだと思うけど、ね。
そして、いま。
今のは…
たまたまじゃないって思ってもいいんだよね??