嫌い、大嫌い、、大好き。

「やっぱり、それかぁ〜」


さあやは笑ってそういう。


「やっぱりわかってたんだね…」



「そりゃー長い付き合いですから
てことはさ、逆にゆなもわかってたでしょ?」



「うん…

さあやも碧のこと、すき、だよね???」




しばらくの沈黙が流れる。




「…っくっふふふふふ!」




「え、」




突然さあやが肩を震わせて笑い始めた。



うちは突然すぎて頭が回らない。




「え、ちょ、え?さあや?どゆこと??」




意味がわからなくてとうとう自分から聞いてみる。



「や〜だってさぁ〜…ねえ?」




さあやはまだ笑い続けてる。


これ、うちからしたら
ただの頭おかしい人にしか見えないんだけど。




「ねえそろそろ笑ってる理由おしえてよー」




「ごめんごめん、なんてゆーか想像通りすぎて」




「え?でもさあや実際、碧のことすきでしょ?」




「ごめんねぇ〜うちそんな趣味ないの♡」




え。



え、


え??????




「どゆこと??だって…」




クラス替えして碧と同じクラスになれて
喜んでた…よね?




< 83 / 84 >

この作品をシェア

pagetop