イケメンさんとヒミツの同居。





「結衣、佐倉帰ってきたよ」



「あれ…?さっきの子は?」



1人で何事もなかったように教室に入り、席に座った途端女子に囲まれる佐倉くん。


「泣いてるんでしょ?そんなもんじゃない?」


「そうなのかなあ」


ちょっぴり、安心してる自分がいた。



「島田さん、放課後教室で少し待っててくれる?」



突然肩に ぽんっ と手を置かれた。


振り返らなくても分かる。佐倉くんの声。


「え‼︎さ、、、、佐倉くん?ほ、放課後空けとくね…?」


そして佐倉くんは うん と言って席に戻って行った。



う"。 周りの視線が痛いよ…


それよりも、話しかけてくれた‼︎


って…あれ?なんで喜んでるんだろ…



もう好きじゃない、って思ってたのに…。




「ちょっと、結衣!今の何~?」



「分かんないよ~。って、夏樹にやにやしすぎ!」


「だって面白いんだもん!…頑張って!」



夏樹はずっと にやにやしてるし…



それにしても、放課後楽しみだなあ…


嫌な事とかじゃありませんよーに!














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