異世界で帝国の皇子に出会ったら、トラブルに巻き込まれました。



「なごむ、かわいいよ~」

「ロゼッタさんこそ、美人さんですよ」


いえいえ、赤いワンピースを着たあなたの方がよほど美人ですよ、なロゼッタさん。あたしを褒めてくれて嬉しいけど、メイドさんの腕がよくてドレスがいいから、いつもよりはマシに見えるだけ。自分の身の程はわきまえてますから。


ロゼッタさんは戦闘服姿でしか見たことがないから、それ以外の服を着ているとなにか新鮮。もともと長い髪を結われて、ざっと編まれてる中にビジューが輝いてます。裾が短めのタイトなドレスは彼女によく似合う。


そして、ロゼッタさんのど迫力の胸! がノースリーブノーカラーの体にフィットしたデザインでしっかりと強調されてます。


こうしてしみじみ見てみると、ロゼッタさんはものすごくスタイルがいい。引き締まったスレンダーな体だけど、出るべき場所はちゃんと出てる。あたしみたいに平坦な体じゃない。


それでもって、初めてメイクを経験したみたいだけど。彫りの深い顔だちがうまく引き立てられていて、エキゾチックな魅力まで引き出されてた。

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