さよならさえ、嘘だというのなら
じわじわと
都会から来たこの綺麗な顔したイケメン転校生が
俺達の脳に浸透し
侵略する……ラノベの読み過ぎ。反省。
女子からの人気は絶大
先生からは信頼され
男子の評価も高いけど
石橋を叩きすぎて壊してしまう
そんな自分の性格が悪いのか
自分の中で
何かが引っ掛かり
俺は須田海斗とは
表面上の付き合いだけでストップをかけていた。
一応
あれから機嫌の悪い七瀬の為
須田海斗を卓球部に誘ったけれど
『妹の面倒を見なきゃいけないから、部活には入れないんだ』
こっちが申し訳なくなるくらい、丁寧に断られた。
七瀬にそれを伝えると
『ふーん』って、その一言で終わる。
なーんか
骨折り損のなんとやらって感じだな。
一方
双子の妹の
須田凪子の方だけど
こちらは残念ながら
兄の海斗ほど
受け入れられてるとは言えなかった。