さよならさえ、嘘だというのなら



保育所がひとつ
小学校がひとつ
中学校がひとつ
高校がひとつ

信号がいつつ
コンビニはひとつ

駅はない
バスはある

マックもケンタも
ピザハットも
ツタヤもない

JAのスーパーが大きな食糧元。

床屋が3件ある不思議。

大きな町に行くには
バスで三つ隣の町に行き
JRで15分。

車があれば
どこでも行けるけど

高校一年生は

まだ
自分勝手に動けない。

保育所から高校まで
同じメンツ

狭い世界の
狭い田舎町に俺は住んでいて


そんな町に


彼らは

やってきた。







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