結婚の定義──君と僕を繋ぐもの──
プロローグ─守りたいもの─
幼い頃の記憶の中の君は
いつも寂しげに たたずんでいた
泣いたり笑ったり怒ったり
そんな感情を深く心の奥に閉じ込めて
いつも不安そうにどこか遠くを見つめていた
僕はいつも君に笑って欲しくて
君を悲しませるすべてを遠ざけようと
ただ必死で 君を守り続けた
いつしか僕にだけは安心しきったように
穏やかに微笑んでくれるようになった君
僕はそんな君がたまらなく愛しくて
ずっと君を守り続けたいと思ってた
そう思っていたはずなのに
傷付くことや君を失うことを怖れて
伝えられなかった勝手な想いを
君に一方的に押し付けて
僕はこの手で君を傷付けた
どんな時も泣かない君を
君を守るためのこの手で
傷付けて泣かせた僕は
胸の痛みに耐えきれなくて
君との大切な日々も
愛しかった優しい時間も
何もかも捨てて
君のいない場所へ逃げ出した
どんなに離れても君への想いは消えなくて
愛しい君の泣き顔が胸をしめつけて
僕は長い長い時を悔やんで過ごした
もう2度と会えないと思っていた君との再会
変わってしまった最低な僕の姿を
君はどんな思いで見ていたのだろう
君を傷付け泣かせた弱くて最低な僕を
昔と変わらず信じて待っていてくれた君が
他の誰かのものになるために
勝手な僕の恋の返り血を浴びて
泣きながら僕の元を去って行った
1度は自分で手離して悔やんだはずの
愛しい君との掛け替えのない時間を
この手で終わらせてしまった臆病で卑怯な僕
もう朝など来なければいいと
生きる希望もなくしていた僕に
愛しかった18歳の君が残してくれた
離れていった僕への優しいメッセージが
苦しかった僕の恋を包み込んでくれた
そして君はこんな僕を選んでくれた
こんなにも弱くて愚かな僕を
君はまっすぐに純粋に愛してくれる
だから僕はずっと守り続けたい
二人で過ごす 穏やかで優しい時間を
二人が過ごしてきた長い長い時間を
無邪気な笑顔も 哀しみに流した涙も
君と僕を繋ぐものすべてを
僕のこの手で 守り続ける
繋がれた手の温もりを
抱きしめた肌の温かさを
愛しい君のすべてを
2度と離さない
それが僕にとって最高の幸せだから
いつも寂しげに たたずんでいた
泣いたり笑ったり怒ったり
そんな感情を深く心の奥に閉じ込めて
いつも不安そうにどこか遠くを見つめていた
僕はいつも君に笑って欲しくて
君を悲しませるすべてを遠ざけようと
ただ必死で 君を守り続けた
いつしか僕にだけは安心しきったように
穏やかに微笑んでくれるようになった君
僕はそんな君がたまらなく愛しくて
ずっと君を守り続けたいと思ってた
そう思っていたはずなのに
傷付くことや君を失うことを怖れて
伝えられなかった勝手な想いを
君に一方的に押し付けて
僕はこの手で君を傷付けた
どんな時も泣かない君を
君を守るためのこの手で
傷付けて泣かせた僕は
胸の痛みに耐えきれなくて
君との大切な日々も
愛しかった優しい時間も
何もかも捨てて
君のいない場所へ逃げ出した
どんなに離れても君への想いは消えなくて
愛しい君の泣き顔が胸をしめつけて
僕は長い長い時を悔やんで過ごした
もう2度と会えないと思っていた君との再会
変わってしまった最低な僕の姿を
君はどんな思いで見ていたのだろう
君を傷付け泣かせた弱くて最低な僕を
昔と変わらず信じて待っていてくれた君が
他の誰かのものになるために
勝手な僕の恋の返り血を浴びて
泣きながら僕の元を去って行った
1度は自分で手離して悔やんだはずの
愛しい君との掛け替えのない時間を
この手で終わらせてしまった臆病で卑怯な僕
もう朝など来なければいいと
生きる希望もなくしていた僕に
愛しかった18歳の君が残してくれた
離れていった僕への優しいメッセージが
苦しかった僕の恋を包み込んでくれた
そして君はこんな僕を選んでくれた
こんなにも弱くて愚かな僕を
君はまっすぐに純粋に愛してくれる
だから僕はずっと守り続けたい
二人で過ごす 穏やかで優しい時間を
二人が過ごしてきた長い長い時間を
無邪気な笑顔も 哀しみに流した涙も
君と僕を繋ぐものすべてを
僕のこの手で 守り続ける
繋がれた手の温もりを
抱きしめた肌の温かさを
愛しい君のすべてを
2度と離さない
それが僕にとって最高の幸せだから
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