結婚の定義──君と僕を繋ぐもの──
「まぁまぁ…。気にすんなってことだよ。」

ハヤテはユウの肩をポンと叩く。

「彼女と歩いてるだけで話題になるなんて、有名になった証拠だろ?」

リュウもユウの背中を叩いて笑う。

「オレたちは大丈夫だからさ、彼女大事にしてやれよ。」

トモが、手を伸ばして背の高いユウの頭をワシャワシャと撫でる。

「つまんない報道なんか気にすんなって。ユウとあーちゃんが幸せなら、オレも嬉しい。」

タクミが優しく笑いかける。

温かい仲間の気遣いにユウは胸がいっぱいになって、心からお礼を言った。

「うん…ありがとな…。」


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