結婚の定義──君と僕を繋ぐもの──
「明日はどうする?」

ベッドの中で、レナの髪を優しく撫でながらユウが尋ねる。

久々に二人そろって休みが重なり、どこかへ出掛けようかと思ったのだが、レナはユウに腕枕をされながら考える。

「二人で出掛けたら、またこの前みたいに追いかけられるんじゃない?」

「んー…そうだけど…。別にやましいことしてないしなぁ…。」

「ホントにね…。私たちは、なんにも変わってないのに…。」

「むしろ、一緒にいない方が不自然なくらいなのにな。」

「うん、そうだよね…。」

「じゃあ、車でどこかに行く?」

「ドライブ?」

「うん、カメラ持って。」

「それいいね。」

「少しくらい朝寝坊してもいいよね。」

「ん?」

ユウはレナの唇に甘いキスをする。

「いいでしょ?」

「ユウったら…。」

そして二人はじゃれ合うようにキスを繰り返し甘い夜を過ごした。




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