石林(シーリン)三国志

項羽

荊州をめぐって劉備と孫権は和睦し荊州を二分する。
その要衝江陵に漢羽が配置された。

司馬懿の進言を受け入れて曹操は孫権と密約を交わした。
関羽が動けば孫権がその後方をつき挟み撃ちにしようとするものだ。

劉備の養子孟達が漢中東部へ侵攻して来た。
ここぞとばかり関羽は北上しようとする。

孫権軍司令官の呂蒙は病気で後方に退いていた。
後任の若い陸遜は関羽にへつらう手紙を出していた。

関羽は後顧の憂いなく、江陵にはわずかの
守備を残して北へ出撃した。

しかしこれが罠だった。長雨でいらだっていた関羽、
呂蒙は密かに水軍を江陵にさしむけ、

守備隊をそそのかして江陵を制圧してしまう。
関羽は孤立無援、撤退を決意するが、もう逃げ場はなかった。

ついに関羽は息子の関平とともに捕らえられ処刑された。

老「ふうむ。壮絶な関羽父子の最後じゃったが。
 この場もそれらしくないのう」
瞳「ちょっとちがいます」
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