LIVE TRUE TO ONESELF




「そっか。」


そういうだけで、また背中をさすってくれる。


「病院で見たのが最後だった…。
お葬式には行けなかったの、認めたくなくて。」


「うん。」


「最低だよね、あたし。」


「…そうは思わない。」


「え?」


「大好きな人の“死”を認めたくないのは、あたりまえだから。」


そういって、一条くんは悲しそうな笑顔を見せる。


大好きな人の“死”
一条くんも、体験してしまったんだろうか…。



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