森田当麻の奇妙事件簿2

「おいっ!!当麻!?」

皆藤がなにかを叫んでいたが、当麻の耳には届いてない様子だった。

優衣は当麻に玄関のところで追いつくと、「いいんですか?」と聞いた。

「……彼女たちに事情を聞くの、明日にまわしても……」

「別に構わない。それに、あの校長だ。こっちの意見を押し通す方が無理がある」

まあたしかに。

校門前には野次馬たちがたくさん群がっている。
< 103 / 250 >

この作品をシェア

pagetop