森田当麻の奇妙事件簿2
当麻がくしゃくしゃと頭をかく。
「問題はその遺書なんだよ……。何か細工があると考えるのが普通だが……。何しろ手書きだし。筆跡鑑定の結果も出てる。」
じゃあやっぱり自殺?
自殺なのか、殺人なのか。
優衣には見当もつかなかった。
あごに手を当て、う~んと唸る。
「……呪いに恐れて留衣さんは生前、ミス研の人たちに『自殺する』と言っていたんですよね。……あ!まさか!友明さんが生きていたとか!」
その瞬間、当麻の顔がひきつる。