森田当麻の奇妙事件簿2

「……じゃあ社長はやっぱりこの事件は殺人だと思うんですか?」

「……何が言いたい?」

「ですから!前の事件みたいに、死んだと思っていた人が生きてたんですよ!そうだ!友明さんはきっと生きていて……それで自分をいじめた人間を殺していき、復讐……」

「仮にそうだとしても、遺書はどう説明する?」

「……ですよね」

がっくり肩を落とす優衣。

遺書は手書きだし、細工の施しようがない。



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