森田当麻の奇妙事件簿2

「もう何にも話したくない。帰っていいか。部長……」

「陸くん……」

「部長。私も帰っていいかな。」

飛鳥も鞄を持って立ち上がる。

「帰りたいのなら帰ればいい。その前に……聞かせてもらおうか。昨日、どういう順序で幽霊探しをした?」

当麻がメモ帳とペンを取りだし、陸に投げた。

「これ……校舎の見取り図?」

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