森田当麻の奇妙事件簿2

相変わらず、当麻が言うと冗談に聞こえない。

「ひど!!せっかく励ましてあげてるのにっ……。もういいよ。アイス、無しね」

「あ!!嘘だよ!日向!アイスだけはっ……」

「おいっ!!当麻!!」

探偵社の扉が思いきり開いた。

入ってきたのは、怒ったような皆藤と目をキラキラと輝かせる富山。

「皆藤刑事……。どうしたんですか?」

「どうしたもこうしたもあるかっ!!さっきの電話はどういうことだよ!!」

当麻の机をバンっと叩く皆藤。

当麻がニヤっと皆藤の手を指差し、「痛かったでしょ?」と嘲笑う。


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