森田当麻の奇妙事件簿2

「だから、その関わりを見つけるために、乗り込むんですよ。……あ、変装道具は準備しました?」

そんなもの……。

「準備してるわけねぇだろ。訳が分からずにここに来たんだから……」

「だと思いました。じゃあ、行きましょうか」

当麻が立ち上がり、あくびしながら探偵社を出ていこうとする。

「あの!森田探偵!」

富山が当麻を呼び止める。

「……?」

当麻が無表情で振り返った。


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