森田当麻の奇妙事件簿2

「太田先生。ありがとうございました。失礼します」

当麻は漁ったものを片付けずに職員室を出ていく。

さすがにそれは見過ごせない。

優衣は「すみません」と謝りながら、当麻の漁ったものを片付ける。

すると、太田がはぁっと大きくため息を吐いた。

「随分、明るくなったな。森田は」

「明るく……ですか?」

明るいというよりも、ミステリアスというか。

当麻は謎に満ちた存在だ。


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