森田当麻の奇妙事件簿2

そう言うと、麻都佳はアメを食べながら、ハイヒールをコツコツと鳴らし、廊下を歩いて行ってしまう。

「逃げたな。あいつ」

「今度あいつのポーチにカエルでも入れといてやるか」

「おい、やりすぎだっての」

楽しそうに富山の目の前で話す男刑事たち。

一人の刑事が富山の肩に手を置いた。

「お前も気を付けな?あの女は何考えてるか分かりゃしねえ。関わんなよ」

ハハハ、と笑いながら去っていく3人の刑事に富山は怒りをおぼえた。



< 189 / 250 >

この作品をシェア

pagetop