森田当麻の奇妙事件簿2

「……友明さんは、そんなこと望んでなんていません」

「はぁ?あんたに何が分かるのよ!!友明は、生きたくても生きられなかった……。その気持ちが、あんたに分かるの!?」

飛鳥の瞳から静かに涙が流れた。

辛かったのは、彼女も同じ。

友明と一緒にいじめに戦ってたんだ。

でも、その戦い方を間違ってしまった。

「……私、あの事件の日。見たんです。友明さんの幽霊……。」

悲しそうに、私に彼は訴えたんだ。





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