森田当麻の奇妙事件簿2
「な、何ですか……?」
「お前もまともなこと言えるんだなと思ってな」
「はあ?どういう意味ですか?私、社長よりはまともです!!」
「うるさい。せっかく事件が片付いたのにピーピー言うな。インコじゃあるまいし」
当麻はうるさそうに、眉をひそめながら体育館を出ていく。
「ちょっ……待ってくださいよ!!もう!」
後を追いかけ、校門の前まで来ると、日向がこちらに向かって手を振っていた。