森田当麻の奇妙事件簿2

「お前……怖いんだろ?七不思議や呪いが。存在しない、バカバカしいと思っても本当は怖い。だからこの依頼を受けたことに怒っている。違うか?」

優衣は言葉を返すことができなかった。

理由は簡単。

図星だからだ。

「呪いなんてない。」「幽霊なんていない。」と信じていても、本心は別。

怖くてたまらない。

だが、当麻にそんな弱味を握られたくない。
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