森田当麻の奇妙事件簿2
日向が優衣のために当麻に無理矢理「行け」と命じたのだ。
当麻にとってはきっといい迷惑。
「いいじゃないですか。青春を思い出します」
優衣が言うと、当麻が「どこが」と嘲笑った。
「高校なんかに来たって、汗臭い青春にとらわれた生徒と自分の地位しか気にしない腐った教師しか思い出さないよ」
「なんでそんなマイナスイメージしかないんです……。あ!わかった!社長、モテなかったんだ~。だから、青春が大嫌いとか?」