森田当麻の奇妙事件簿2
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2階の南校舎の少人数の教室に入ると、そこには泣いている女子生徒二人と男の教師、生徒がいた。
「警察の皆藤と富山だ。被害者と関係があったのは君たちか?」
なるべく柔らかい物腰で聞いたのだが、眼鏡をかけた女の子がビクッと肩を震わす。
「は、はい……」
「名前は?」
「ミステリー研究部、部長の一条真凛です。」
一人一人の紹介を終えると、富山が「では」と鋭い目付きを真凛に向けた。