僕らの校庭
石本「この学校は昔からよく『神が祀られている場所』と噂されてたんだよ」

哲太「神…?」

石本「ああ。俺も詳しいことはわからねぇんだが、とにかくそうらしいんだ。そのためか、ほんの数十年前まではこの学校には600人程いたらしいな」

淳「600人も!?この小さな学校に?」

石本「昔小梅中は、この辺では1番大きな学校だったらしい。でも今じゃ全校生はたった62人だろ?この数十年間で何かあったと思わないか?」

淳「少子化だろ」

石本「確かにそれもあるが、なんかおかしいんだよな…」



確かに…先生の言うとおり、数十年の間に500人以上減るのは普通に考えればおかしい。




石本「…で、俺は小梅中に何があったのか調べるために、資料を探しに来たってわけよ」

朝日「図書室に学校の資料なんてあるかな…?」

星井「美希!大丈夫?さっき白目むいてたよ」

朝日「うん、平気…ちょっとびっくりしただけだから。…先生、資料ならここじゃなく資料室にあると思いますよ」

石本「お、そうか、ありがとな。……なぁ、お前ら今暇だろ?一緒に調べねぇか?」

淳「間に合ってます^ ^」

石本「いやいやいや、お前さっき『涼みにきただけっすよー』って笑顔で言ってたじゃねーか」

朝日「面白そうっ……!ね、みんな一緒に調べようよっ」

星井「美希がやるなら私もー」

淳「しゃーねーなー」



…なんとなく、興味がある



哲太「…じゃあ俺も」

石本「決まりだな!」











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