岡本くんの愛し方
…あれ?ってことはもしかして…
「ご飯…」
「うん、6時半に部活が終わって単純計算でも
ご飯作るの7時からになるよね」
…考えてなかった!
それは流石にやばいよね!?
かと言って朝作ったものを夜にまわすなんて事したくないし…。
「どうするの?」
「ど、どうしましょう…?
かと言って、もう園田先輩とは連絡交換しちゃったし…」
そう言うと、持っていた箸を突然落とした岡本くん。
「どうしたの…?」
「園田先輩と連絡先交換したって言ったよね?」
「う、うん?言ったよ。」
少しの間沈黙が流れた。
え、え?何この空気…。
「園田先輩って、連絡先滅多に交換しないの。
交換するっていうことは、次のターゲットが決まったって事なんだけど。」
次の…ターゲット…?
「……彼女」
「…………………はぁぁぁ!?」
「うるさい。近所迷惑。怒られるの俺」
あ、そうだ…よね。
ごめんなさい…
でも、だって…彼女?
ターゲット?えっ?