岡本くんの愛し方








…あれ?ってことはもしかして…




「ご飯…」




「うん、6時半に部活が終わって単純計算でも
ご飯作るの7時からになるよね」




…考えてなかった!




それは流石にやばいよね!?




かと言って朝作ったものを夜にまわすなんて事したくないし…。




「どうするの?」




「ど、どうしましょう…?
かと言って、もう園田先輩とは連絡交換しちゃったし…」




そう言うと、持っていた箸を突然落とした岡本くん。




「どうしたの…?」



「園田先輩と連絡先交換したって言ったよね?」




「う、うん?言ったよ。」




少しの間沈黙が流れた。



え、え?何この空気…。




「園田先輩って、連絡先滅多に交換しないの。
交換するっていうことは、次のターゲットが決まったって事なんだけど。」




次の…ターゲット…?




「……彼女」




「…………………はぁぁぁ!?」




「うるさい。近所迷惑。怒られるの俺」




あ、そうだ…よね。
ごめんなさい…




でも、だって…彼女?
ターゲット?えっ?









< 44 / 272 >

この作品をシェア

pagetop