岡本くんの愛し方
始業式も終わり、今日はこれで学校も終わり。
サッカー部の臨時マネージャーも終わったから、私はこのまま岡本くんの家に帰る。
…前に、園田先輩を待つ。
「それじゃあ、頑張ってね」
「うん!雅ちゃんも部活頑張れ〜!」
始業式後からすぐ部活って大変だなあ。
あ、でも、岡本くんもすぐ部活だったっけ?
教室に残ったのは数名の生徒と私…と岡本くん?だけ。
「すずちゃん!」
ボーッとしてると教室の入口の方から園田先輩の声がして見てみると、やっぱり園田先輩が笑顔で立ってた。
クラスの皆は先輩の登場に少し驚いてるし、岡本くんも驚いてる。
「ごめんね、昨日突然」
「いえ!大丈夫です」
それじゃあ行こうか?と園田先輩に言われて頷き、着いていく。
チラッと岡本くんの方を見たらすごい怖い表情をしてこっちを見ててビックリした。