青空の下で
「失礼しまーす・・・」



そう挨拶しても誰もいなくて、あたしはそっと本の貸し借りをするカウンターに本を置いた。




今日は何を借りようかな・・・?
ミステリーとかいいかも。




本は好きだ。
あの読み始めるときのワクワクは、他のなにかでは味わえないものだと思う。





・・・あ、これ面白そう、かも。








____ピーッ!!!



「!?な、なにっ!?」





本を手に取った瞬間、ホイッスルだと思われるものが外から聞こえた。
窓あいてたんだ・・・


「じゃあ_終わ__からはやく_」

サッカー部の監督の声が聞こえる。
ちょっとだけど・・・



まだ練習してたんだ・・・さすが強豪。

明日は見てみようかな、練習。




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