青空の下で
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そして日は流れて、もうオリエンテーション合宿の約一週間前になっていた。
そんな今日は金曜日。
由香が教室に入ったとたん、キラキラした目で飛びついてきた。
「おはよ由香、どうした?」
「あのね!
あさっってにうちの中学校で、劉君が所属しているチームの練習試合があるんだって!!」
こんなワクワクしてる由香、いつぶりに見ただろうか。
だからこそ、協力してあげたくなるのはごう自然なことだと思う。
「わかった、見に行きたいんだよね?一緒にみよっか!!」
「っうん!琴奈ありがと!!大好きー!!」
「いいのいいの、何時から?」
「えっとねー・・・聞くの忘れてた!!
龍くん、ちょっと来てー!!」
由香の声に反応して、こちらへ向かってくる愛しい君。
つい俯いてしまったけれど、すぐに耳元に君の声が届いてきたから意味はなくて。