青空の下で
足音が、声が聞こえるだけで「好き」って再確認してしまう。




混乱するのに、次々と声は聞こえてくる。






「なに、どうかした?由香ちゃん。」



「もー、由香でいいって言ってるのにー!!



 あ、それでね、週末の練習試合って何時から?」



「えーっと・・・たしか9時だったと思う。」






「分かった、ありがと!」










・・・あれ?


龍、由香の前ではクールな感じ・・・。


それに、呼び捨てにもしてないみたいだし。





由香みたいな可愛い子が呼び捨てにして、なんて言ったら大抵みんなすぐ呼びそうなのになぁ。













なんか、嬉しい・・・かも。



言われてみれば、龍が呼び捨てにしてる女子少ないし。





あたしも含めて・・・せいぜい5人ってとこかな?















・・・なんか自惚れそうで、嫌だ。


特別なのかな、って。
< 60 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop