青空の下で
・・・それほどまでに、惚れてしまったあたしは馬鹿だ。
しばらく沈黙が続く。
好き、なんだよ。
もう・・・いいや。
諦めることを、諦める。
たまにはいいよね?自分に正直になっても。
どうか許して、想うことを。
目の前にいる龍にむかって、何回も心の中で『好き』を繰返す。
どうしても、諦められないみたいなの。
ただ好きでたまらないの・・・。
両想いなんて望まないから。
由香の応援もちゃんとするから。
好きでいさせてください・・・。
恋なんてしたの、保育園以来。
しかもその相手は、唯一仲の良かった男子だから・・・勘違いだったとも思える。
きっとこれが、正真正銘の初恋。
そんな簡単には終わらせられない。