黄色のチューリップ



「やだあ~~~死にたくないよーお!」



「…っ、こっちこい!」


啓太に腕を引っ張られて
入り組んだ路地に入り込んだ


「わ…っ」


その時犬も飼い主さんに捕まったみたいで
静かになった


「はぁ…行ったな…」


「………」


あたしは呼吸を整えるので精一杯だった

だって、啓太の横顔が…近い…



「啓太…腕…痛いです…」



「あ、悪ぃな。」



「疲れた」



「もうちょっとコントロール上手くします…」


「はい、頑張ってください」


疲れたけど、さりげなく手握られちゃったし♪


あ、腕か…笑
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