黄色のチューリップ



大親友……


「大親友か(笑)気が向いたら言うよ」



大親友。その単語があたしの中で
告白という行動をとめる



「なんだかんだ俺ら2年目だしなー同じクラス。であってすぐ喧嘩したよな(笑)」


「そうだっけ?」


「そうだよ、俺がお前のカバンを蹴った蹴らないで」


「えー…あたし心せまっ」



「な!まあその後仲直りしてからだよな~。なんでも言えるようになったのわ」



「だね~…」




嫌だもん


今告白してもどうせふられるだけだし

ふられて気まずくなってこの関係が崩れるの嫌だから


啓太が失恋するのを待とう




って、何考えてんだろあたし、最悪。


好きな人の幸せも願えないなんて


そんなことを考えながら自己嫌悪



「まじお前大丈夫?顔色悪いぞ」


「うん…大丈夫。」


肉の食べ過ぎ?それとも自己嫌悪になりすぎた?


本当に気持ち悪くなってきた



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