わたしのイトリくん


抱きついていた手を緩め、
少し離れるとイトリ君はゆっくりとメガネを外す。


恥ずかしいのかその白い肌も二重の瞳も赤く滲んで見える。


泣きぼくろが本当に泣きそうに見えて少し笑った。




少しあどけなさの残る綺麗な顔。




ホンモノのイトリ君だ!









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