わたしのイトリくん
ベッドに潜り込むと、
イトリくんが布団を掛けてくれる。
「じゃあ、鍵はかけたらいつものとこに置いておくので」
「うん、分かった。」
「風邪引かないでくださいね。おやすみなさい」
「おやすみ、また明日ねイトリくん...」
頭をポンポンと撫でられる感触が
すごく心地よくて、目を閉じる。
そこから私は意識を手放していた。
「また...明日。」
イトリは眠ったヒイロのおでこにキスをひとつ落とし、部屋を出た。