わたしのイトリくん


その日、いつもより早く終わることが出来たので軽く飲んでから帰ることにした。



(家に帰ってもごはん作らないしなぁ)



イトリくんが居なくなってから改めて1人だと不摂生な生活しか送れないことに気付いた。



(ほんと、だらしなすぎて叱られてばっかだったな...イトリくん、お母さんみたいで)


思い出して、クスリと笑った。




そうしてるうちに電車は最寄り駅に着いた。



イトリくんと出会う前に
頻繁に通っていたダイニングバーがある。



最寄り駅から徒歩3分のそこは、
美味しいアジアン料理とお洒落なアジアンテイストのインテリアが気に入っている。



久々に行ってみようと思い、慣れ親しんだ道を歩いた。

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