ずっと好きでした・・・
もうすぐ光希の番だった。

もう由美は心臓バックバックだった。

もうお守りを握り締めて、ずっと海を見ていた。

「じゃあ次はお待ちかねの最年少ボーイ、18番光希です。どうぞ」

光希が登場した。

光希は本当にカッコよかった。

波を自由にあやつった。大きなビッグウェーブもきれいに乗り上手く技を決めた。

由美の目から感動の涙が出ていた。

光希の演技は終わり、一番最初に由美の方を見て大きな笑顔を見せて手を振った。

由美の顔は本当に幸せそうだった・・。
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