❮BL❯ 俺はホモじゃないっ
「何って....」
龍は腕を組み、まぶたを閉じた。
どうやら考えている....よう。
自分でも何しようとしたか
わかってなかったのかよ!!!
心の中で恒例のツッコミを入れながら
龍が口を開くのを待った。
その胸は心なしかドクドクと脈うっていた。
「洸の顔....見てたら....
なんか惹きこまれた」
なっんだそりゃ....
龍は無表情でそう言った。
真顔なのが逆にすげぇよ....
「じゃっ、じゃあオマエは....っ
あれだなっ?あれなんっ、あれなんだなっ!」
殉が何故かどもりまくってる。
「?」と言わんばかりの表情の龍。
「お前はっ、洸にちゅーしようとしたんだなってことだなっ!?」
日本語おかしいよ、殉さん。
まぁ意味は通じるからいいけどっ
....つかそれは有り得んだろっっ
龍は殉と違ってホモなんかじゃ
ないんだから!!