❮BL❯ 俺はホモじゃないっ
「あー、美味かった美味かった」
「おう、美味かった」
「完食したな、みんなー」
割り勘し終わり、店を出る。
「久々、服とか買おっかな」
って俺がゆったら、殉が「マジ!選びたいッ。俺、選びたいッ」
と急にテンション上げてきた。
「ま、まぁ、いいけど。
ちゃんと選んでくれよ。変なの禁止な」
「あいあいッ。わかってますよ」
ニヤニヤ笑う殉。
....なんか怪しい。
何を考えてるのだろーか。
「五十嵐、おまえもいつも
ジャージばっかなんだからたまには
俺が選んでやるよ。この俺様が。」
「....別に、ほっとけ」
まあ、確かに龍はジャージばっかだよな。。。
今日だって
プーマの黒の金のロゴが入ったジャージ。
....まあ、かっこいいとは思うよ。
いや、ちょっとイカツイかな。
「いいじゃん、龍。
選んでもらおーぜ。こんな機会滅多にねぇんだからさ」
「........洸が言うなら」
「五十嵐おまえ洸の言う事なら何でも聞くな、逆にすげえわッ
って俺も洸が命令とかしてきたら
しちゃうけどなー♡」
....命令とかしねえよ!!
変態野郎ッ
「じゃ、俺のお勧めのメンズ服売ってんトコあっからさー
そこ行こーぜ」
おお、さすが流行最先端の辻 殉也です。
「なんてゆー名前?」
「eriaru“エリアル”」
「へえ、知らないなー。
龍おまえわかる?」
「俺が知ってると思うか?」
....思いませんネ、はい。